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2019年11月19日 日本代表 対 ベネズエラ代表

2019/11/21(木)

2019/11/19(火)日本/大阪府・パナソニックスタジアム吹田
日本代表 1-4(0-4) ベネズエラ代表

――昨年11月16日の対戦では1-1のドローでしたが、今回は今風に言えばボコられた感じでしょうか。特に前半は一方的にやられました。前半で4失点は1954年のアジア大会以来、65年ぶりだそうです。当時の監督は竹腰重丸さんでした

賀川:65年ぶりですか。ホームでここまでやられるのは最近の日本代表ではありませんね。ベネズエラというのは南米でいえば、中堅クラスですが、ボールを処理するテクニックが上手でした。ボールを止めて次の動作に移るのが、日本よりちょっとだけ早いわけですよ。試合が始まり攻め合っているうちに、そのちょっとの差が広がってきた。ベネズエラはこれはいけると踏んで、どんどん攻めてきました。日本はこれではアカンと感じただろうし、そう感じたならば、しっかり引いて人数をかけて守るとか、試合をやりながら何か手立てを考えなければいけませんでした。相手と同じように広いところに攻めていっていったので、ボールを取られた瞬間から、前に大きなスペースがあるので、相手がずいぶん有利になりました。ホームですから初めから守るつもりでやるわけにはいかないでしょうが、試合を進めながら、自分たちと相手との力の差がちょっとずつ分かってきたでしょう。その差を埋めるにはいつも言っているように、相手より余計に走るしかありません。それを試合の初めからできなかったら、しんどい展開になります。日本のサッカーは進歩していますが、南米も進歩しているわけです。進歩している相手に勝つためには、日本は運動量で勝ることです。しんどいことですが、それをやることで、戦いの土俵に上がることができます。そのやり方で勝つ味を覚えると、選手の気持ちも変わってきます。相手が日本もよくやるじゃないかと思えば、こちらは気分的に楽になります。相手に、日本はたいしたことないと思われると楽に試合を進められるわけで。そこがスポーツの面白いところです。

――W杯予選では吉田、長友、南野らが抜けて、先発は8人入れ替わりました。前線には浅野、鈴木武蔵ら守備ラインには植田ら、試したい選手が並んでいました

賀川:W杯予選でいきなり新しい選手を試すのは難しいでしょうから、キリンチャレンジはいつも貴重な機会になります。鈴木武蔵はJリーグで結果を出していますが、硬さがあったのかもしれません。

――後半、森保監督は今季神戸で頑張っている古橋、このスタジアムが本拠地の三浦(G大阪)を投入しました

賀川:古橋が入って後半開始すぐにいいカウンターが生まれました。初代表らしく意欲的にゴールを狙っていきました。裏への飛び出しとか、積極的で、ムードを変える存在になりました。中島とうまく連係して、チャンスが多く生まれるキッカケになりました。日本は2列目の選手はタレントが豊富ですね。Jリーグでも目を引く選手が多いです。

――代表復帰の山口が一矢を報いました

賀川:後半18分、左サイドでの起点から、永井がグラウンダーの速いパスを逆サイドに攻め上がった山口に通し、ダイレクトで放ったシュートが相手選手の足に当たって入りました。山口はミドルシュートが上手ですね。後半から投入された永井が足の速さを生かして、前線から相手ボールを目いっぱい追いかけ回したおかげで、中盤でボールを奪い返すことができるようになりました。日本はやっぱり長い距離を走らないといけません。後半の内容を試合開始からできていれば、もっと拮抗した試合になっていたかもしれません。経験のある選手が抜けているからこそ、立ち上がりからフルスロットルでいかないとこのレベルの試合では簡単にはいきません。

――前半が終わったときにサポーターからブーイングが起きましたが、後半は見せ場が何度かありました。

賀川:かなりの回数、攻め込みましたが、結局シュートまでいかないことも多かった。シュートを打たないと、ゴールに入らないわけですよ。こういう試合もいい経験です。何事も教訓にして、それぞれのクラブに戻って、日々の練習で個人個人がレベルアップをしてもらいたいですね。

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