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2018年9月11日 日本代表 対 コスタリカ代表

2018/09/13(木)

2018/9/11(火)日本/大阪・吹田スタジアム
日本代表 3-0(1-0) コスタリカ代表

――森保監督の就任初戦でした。ガラッとメンバーが若返りました

賀川:やはり日本代表の試合は面白いですね。展開が早くて、ひとつひとつの技術も高いので、ミスがない。スピード感もあって、全体的なレベルが非常に高いですよね。欧州の人から見たら、落ち着きのないサッカーと言われるかもしれませんが、僕らからすれば、楽しめますね。森保監督は広島育ちで、サンフレッチェ広島の前身の東洋工業(マツダ)は、昔からボールをつないで、全員がひとりひとりが守備をしっかりとして、労力を惜しまないというチームでした。その伝統を持っている生え抜きの選手が監督をしているわけだから、代表チームもそういうスタイルになりますよね。

――森保監督は93年のドーハの悲劇のときに有名になりました。うまさもありますが、とにかく一生懸命な選手というイメージがありました

賀川:広島の選手らしいですよね。今回代表監督になって、選ぶ選手はうまいわけだから、攻撃も守備も一生懸命にやるというスタイルが代表に浸透できれば、より楽しみです。
――誰に注目されていましたか?

賀川:新しく選ばれた堂安と中島です。2人ともよかったですね。よく動くし、積極的でした。両サイドがその気にならなければ全体が前がかりになりませんから。サイドでのボールの持ち方とか従来の日本代表のいいところを持っていました。あの2人がしっかりとしているので全体の動きの量にもつながります。ハーフタイムにこの動きの量が続くのかどうかと思いましたが、要らぬ心配でした。

――OG、南野、途中出場の伊東が終了間際に決めて、3点入りました

賀川:この試合はどの選手も点を取ろうと攻撃に絡む選手たちは積極的でした。だから3-0という結果になったのでしょう。新しい日本代表としては先が楽しみな試合になりましたね。攻めて点を取るという気構えがチーム全体にあったので、面白く見ることができました。日本代表を応援するサポーターにとっても楽しい時間になったでしょう。北海道地震で1試合中止になったのは、やむを得ないことですが、非常に残念でした。攻撃する選手がシュートを打って点を取るということが前面に出てこないとチームが活気づきません。よく攻撃的にいかないといけないとはいいますが、1人1人に「やったろか」という気がなければ、そうなりません。このチームはそれが見えて、勢いがありました。見ていて非常に楽しかったですね。もちろん、相手との力も関係もありましたが、取れるチャンスがあったら取りに行く、シュートを打っていくというのが見えました。相手が強い試合もあるので、いつもそれができるかどうかは分かりませんが、攻める、点を取る、そのために自分でシュートを打つ。シュートも自分が決めるつもりでみんな打ってましたね。

――中島、浅野はW杯に選ばれなかった悔しさもあったでしょうね

賀川:この2人は特に積極的でしたね。

――1点目はOGだったので、南野が森保ジャパン、ゴール第1号になります

賀川:南野はC大阪にいたときから、もう代表に入ったのか、まだ入ってないのかというクラスの選手とみていました。力はあるし、もともとうまい選手。こういうところで実績を積んで、経験を高めてもらいたいですね。

――堂安と南野はボールの扱いが非常にうまい。

賀川:自信満々ですね。うまい選手がそのうまさを発揮できるのが一番大事なことですから。この2人に限らず、最近は代表の候補になる選手は技術はあるし、走力もある。試合前の整列で並んだときに、思ったよりも身長差があるな、相手の方が大きいなと思いましたが、試合が始まったら、守備の競り合いでも攻撃でもまったくハンディにならなかった。新しく選ばれた選手も十分やっていける力があるというのを見せてくれました。今度の代表は新しい監督の下での第1戦でしたが、試合内容を見て、ファンは安心したでしょう。Jリーグでやっている、伊東、天野らもいいプレーを見せてくれました。

――日本代表としてのロシアW杯からの継続は見られましたか

賀川:西野監督からのサッカーの流れが切れていないですよね。次につながっているというのははっきりと感じました。メンバーが替わっても、切れ目がないですよね。ディフェンスでも吉田ら古手の連中が呼ばれていないので、槙野が中心になっていましたが、ロシアのメンバーと比べてレベルが落ちたということもないですからね。前と同じ水準の守備力を維持していると感じます。スタートの時点でほぼロシアと同じレベルをキープして、しかも年齢が若いわけですから、これからの上積みが見込めます。希望があるというか、楽しみが大きいですね。サッカーはこれだけ盛んになっているわけだから、どんどんいい選手が出てくるのは自然なのですが、代表クラスの選手のレベルでもそれが続いているという感じがします。今度の代表は全体としてボールのあるところへ、複数の人間が動いて、そこで相手のボールを取り、取ったらすぐ展開するというサッカーを休みなくやっていました。久しぶりに気分のいい試合でした。サポーターのみなさんもそうでしょう。

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