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2015年5月28日 日本女子代表 対イタリア女子代表(続)

2015/06/04(木)

――第1戦の対ニュージーランド、第2戦のキリンチャレンジカップ対イタリア、ともに1-0の勝ちでした。澤穂希の復帰があり、大儀見優季がストライカーとしての本領を見せたプレーもありました。カナダでのFIFA女子ワールドカップへの見通しは少しよくなってきましたね?

賀川:宮間あや主将のパスが必ずしも上々とは言えなかったが、FKやCKの精度は相変わらず高いものでした。少し長めのパスが多く、それが仲間とタイミングが合っていない点もあったが、彼女自身は自分で試したいようでもありました。

――ワールドカップでの優勝以来、その主力だったINAC神戸のプレーヤーに進化を見つけにくい、とよく言っていましたが…

賀川:今年に入ってINACの選手たち全体に動きの量が戻ってきました。それだけでもほっとしたのですが、折角神戸のいい練習環境にいながら、もう少しレベルアップが見られれば…

――それでも、その主力が少し上向きになってきたと…?

賀川: INACの7人だけでなく、阪口夢穂や岩清水梓、熊谷紗希といった選手たちの調子はよさそうだし、新しく加わった長身のゴールキーパーの山根恵里奈も、その背が高いという特性を自分で生かせるようになっています。

――宇津木留美といった左のキックのしっかりした大柄フィールドプレーヤーも加わりました

賀川:佐々木則夫監督はポルトガルでのアルガルベカップの9位という成績からチーム編成を考えてきて代表メンバーを選んだのでしょう。

――主力が4年前の優勝メンバー、それだけ年齢も高くなっていますが

賀川:経験ある彼女たちと佐々木監督は、本番の1次リーグの3試合で徐々にチームをまとめノックアウトシステムへ進む、と考えているのでしょうね。

――そううまくいきますかね?

賀川:ワールドカップは今回は24チームが参加となり、6月6日の開幕試合から6組のグループリーグで、各組上位2チームと3位の4チームが6月20日からのノックアウトステージに入ります。その1回戦(ラウンド16)が20~23日、準々決勝が26、27日、準決勝が30日と7月1日、3位決定戦が7月4日、決勝が7月5日に行われます。

――女子サッカーが世界に浸透したと主催のFIFA(国際サッカー連盟)が判断しての拡大政策でした

賀川:FIFAは4年前のドイツ大会を大きなステップと見ていた。その大会で、日本という新興国が優勝して、世界に大きな刺激を与えました。

――ロンドンオリンピックでも、日本とアメリカの決勝は8万の大観衆が集まりました

賀川:サッカーの母国イングランドの聖地ウェンブリーでの8万ですからね。

――ヨーロッパでは37カ国で51試合全部がテレビ放送されるそうです。北米大陸はもちろんです。日本でも全試合がテレビで放送されますね

賀川:女子のワールドカップは回を重ねるごとに世界へのアピール度を高めてきました。日本はそこに割り込んで行くのですが、気がかりもあります。

――人口芝のピッチですね

賀川;大会はバンクーバー、エドモントン、ウィニペグ、オタワ、モントリオール、モンクトンの6都市が会場となりますが、全部が人工芝です。北の気候を考えての人工芝の選択のようです。

――人工芝のピッチは初期のころから見るととても進歩していますが、それでもやはり天然芝と比べるとピッチが固く、選手に疲れなどの影響も出るという懸念もあるそうです。

賀川:アメリカのワンバック選手などは反対意見を述べていました。ボールのバウンドや転がる速さなど、日本選手も馴れなければなりませんが…。

――女子サッカーは日本でも急速に普及しています。ここで、やはりベスト4に進み、メダルを取ってほしいですね。

賀川:4年前は澤さんが120%働き、選手たちはすべての試合で100%の力を出したように見えました。それをもう一度するのは大変ですが、彼女たちの人生にとっても、参加する新しいプレーヤーにとっても、世界の舞台でのチャレンジはとても重要でしょう。もう一度、彼女たちの諦めない戦いを見せてほしいものです。

――なでしこが一段上のレベルに上がるチャンスでもあるでしょう。その技術的、戦術的な話を本番でも、語り合いたいものです。   

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