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2013年5月30日 日本代表 vs ブルガリア代表戦

2013/06/01(土)

キリンチャレンジカップ2013
2013年5月30日(木) 19:20キックオフ(愛知・豊田スタジアム)
日本代表 0-2(前半0-1)ブルガリア代表
 得点 スタニスラフ・マノレフ(3)、オウンゴール(70)


敗戦は代表へのカンフル

――早くから入場券は完売して、観客41353人と豊田スタジアムは満員。テレビの観戦も多かったはずです。試合は期待に反するものでした。

賀川:がっかりしましたね。いちばんの不満は代表チームのコンディションが良くなかったこと。まあ海外組にとってはヨーロッパの長いシーズンが終わって、ホッと一息ついたところだろうから、同情すべき点はあるのだが…

――監督は試合後のインタビューで「低いリズムでプレーすると、いいところが出ないのが課題」と言っていました

賀川:今の選手は素直というべきか…多くのお客が集まっている前でコンディションの悪いことがそのままプレーにあらわれる選手もいたからね。

――試合の前半はブルガリア代表の方が勢いがあったように見えました

賀川:前にも同じような意見を申し上げたが、ヨーロッパの一流リーグでの1シーズンを戦うことは、選手にとってもなかなか厳しい仕事で、その後に続くワールドカップへのコンディションづくりもまた大変でしょう。そのノウハウを日本サッカーに蓄積していくことが大切でしょう。2006年の中村俊輔のように、大会に入って調子が落ちた例もあるのだから…
今回のキリンチャレンジカップも、その警鐘の一つといえるでしょう。

――先日のプレビュー記事で、ブルガリア代表がなかなか強敵という話を、在のヨーロッパ予選のグループでの成績(2位)をあげて紹介していましたね

賀川:だからこそ、日本の組織プレーを見たかったのだが…

――一丸となって戦わなければいけない強敵に対して、不慣れなフォーメーションのテストをしたりしたのは、ちょっと烏滸(おこ)がましい感じもしましたが…

賀川:そうとはいえないでしょう。ザック監督が自らのプランに従って、選手や戦術をテストするのは当然でしょう。ただし、それに対して選手は持てる力を発揮しなければなりません。もちろんいまの代表は3バックに慣れていないし、それだけに最終守備ラインにスペースが広くあるようにも見えますが…

――裏を返せば、中盤に人が多い

賀川:まあ、そこが選手たちの工夫のしどころでしょう。どんなフォーメーションでゆこうと、要はノーマークのシュートチャンスをつくることだし、ゴールを奪うことであり、自分たちのゴールを守るために何をするかでしょう。


攻守にプラス ぶれダマFKの解析

――2失点は前半3分のFKをマレノフが「ぶれダマ」を蹴り、GK川島永嗣が左右のこぶしを揃えフィスティングしようとしたところで下方へ曲がって川島のこぶしは空振りとなって、ボールはゴールに飛び込みました

賀川:ゴール裏側からのカメラは、川島の突き出した両手に当たる前にGKから見て右下方へボールが落ちるところを映していました。たしか2006年大会のブラジル戦でGK川口能活がブラジルのFKを止められなかったのが、初めて経験したぶれダマだったのでしょう。

いまの日本では本田圭佑のシュートが2010年大会から有名になった。このシュートはキッカーを誉め、ゴールキーパーは仕方ないという感じになりがちだが、川島がゴールを奪われたことでゴールキーパーのぶれダマ対策もメディアやファンの話題になるだろうと思った。GK側から考えることで、ただ一人手を使うこのポジションについての理解が高まり、GKのレベルアップにもつながるのではないか…と思っているのです。

――2点目はFKから。右サイドからの高いゴールがゴール前に落下し、長谷部誠の右足に当たってゴールインしました。こういう不運もあるわけですね

賀川:ノッポの選手を越えて、ボールが落ちてきた時、長谷部は左足に当ててクリアできなかったのか、あるいは右足のアウトサイドに当てることができなかったか――利き足とそうでない足との使用比率は多くの選手は9:1か8:2ですが、若いプレーヤーは7:3にまで不得手な足の使用率を高めれば、それだけでピンチでのクリアやタックルなどの足の伸び方、あるいは立ち足の強さなどがプラスに作用する。

――さて試合で得たものは

賀川:香川真司について話したいこともあるが、それは後にして全体としては監督が選手それぞれのコンディションをつかんだことでしょう。

――乾貴士をスタートから使いましたね

賀川:点の取れる選手、そしてまたドリブル突破のできる選手ということでしょうが、私が気にしているのは、ここのところブンデスリーガでもゴール数が落ちていることです。シュートの時のボールの叩き方に問題があるのだろうし、またドリブルのコースも、もう少し外を使った方がスピードが生きる気がします。

――6月4日のオーストラリア戦は

賀川:本田圭佑のコンディション、もちろん岡崎慎司もですが…

――本田がダメなときは

賀川:まあ、いまはそれを考えずに本田の状態を見てから組合せを考えましょう。ザック監督は当然、頭の中に組み上げていると思いますが…
 

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