【Preview】10月7日 vsベトナム代表 (下)
キリンチャレンジカップ2011
10月7日19時45分キックオフ(兵庫・ホームズスタジアム神戸)
日本代表 対 ベトナム代表
本番前のリハーサル。東南アジアの仲間ベトナムがやってくる
44年前メキシコ五輪予選でのスリルと喜びの思い出

――賀川:6ヶ国のリーグで日本はまず、9月27日の開幕試合でフィリピンに大勝し、次いで台湾に勝ち、レバノンも破って3勝した。韓国も、まず台湾、次いでレバノン、ベトナム(南ベトナム)に勝って3勝。10月7日に日本と韓国が対戦した。
――歴史に残る3-3の試合ですね。
賀川:雨の中の壮烈な試合だったが、実はこの引き分けのあとが大変だった。10月9日に韓国はフィリピンに勝った。残る試合は10日の最終日の日本とベトナム。日本はそれまでの試合で得点を稼いでいたから、日本はベトナムに勝てば4勝1分け韓国と同勝点、得失点差で1位となりアジア1組代表としてメキシコへゆけることになっていた。
――勝ちさえすればいい、と。
賀川:その「勝てばいい」がプレッシャーとなって日本の選手にのしかかっていた。ベトナムは守りを厚くしてときおりカウンターに出るという、極めて当たり前の作戦だが、それがとても効果的だった。
――ふーむ、
賀川:引き分けに終われば韓国が1位だからね。満員の観客はハラハラだった。レバノン戦でひどいタックルを受け肩を痛め、包帯を巻いた痛々しい姿の杉山(隆一)が後半に相手ゴールキーパーのキックミスを拾ってドリブルシュートを決めたので、どうやら1-0で勝った。
――大きな日の丸を持って、イレブンが場内を1周、スタンドから飛び下りた人も一緒に走ったという象徴的なフォトが残っていますね。
賀川:ベトナムといえば、私はこの44年前のシーンを今も思い出します。この日の彼らは本当に立派な試合ぶりだった。その堅固な守りに手を焼きながら、スタンドと選手が一体となって1ゴールをもぎ取った。NHK総合テレビは20%以上の視聴率だった。
――それが10月10日ですか
賀川:ベトナムは東京オリンピックの前の年に国際大会を開いて、いわば“東京”の大会運営のリハーサルをしたときにも西ドイツ代表とともに代表チームを参加させてくれたんですヨ。
――そういう古くからつきあいのあるベトナムが、今度も来てくれる。
賀川:神戸ではどのような試合になるか。守備重視でくるのか、中盤でプレッシングをするのか、あるいは何人かの素早い個人技術で私たちを驚かせるのか――。
――サッカーには色々な楽しみがありますが、今度のキリンチャレンジカップでもまた一つの歴史が生まれることになるでしょう。
【了】
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