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9月7日 日本代表 vs グアテマラ代表(下)

2010/09/16(木)

キリンチャレンジカップ2010
9月7日19時48分キックオフ(大阪・大阪長居スタジアム)
日本代表 2(2-1、0-0)1 グアテマラ代表
 得点 日本:森本貴幸(12、20)


――後方からのボールを香川が中央で受け、ダイレクトで本田に渡しました。

賀川:そう、その前に日本の攻めがあったのだが、右DFの駒野のスルーパスが深くて相手GKが取ってキックした。そのボールを日本が取り、右サイドで本田、香川が関わり、そこから左後方へ戻したところから、この2点目の攻撃が始まるのですヨ。

――というと

賀川:左サイドへ開いた長友からボールは内に戻り、橋本がボールを取ったときに森本は左寄りの前方にいて中央へ香川が入っていた。その足元へ橋本から強いグラウンダーが送られた。それを香川はダイレクトですぐ後方の本田に渡す。ボールは浮いたけれど、さすがに本田はヘディングで自分の足元へ落としてすぐにドリブル。香川は自分をマークしていたDFの後方へ動いて、その壁から右斜めへ出ようとした。右のオープンスペースに確か駒野がいた。本田は短くドリブルしたあと香川へスルーパスを送った。香川はゴールエリア内に入り、接近した相手GKリカルド・トリゲニョの前で小さく浮かせて上を抜こうとした。トリゲニョの手に当たったボールが落ちたところへ森本が走り込んで左足に当てゴールした。

――香川の、ウラへの走り込みは第1戦と似ていましたね。

賀川:走り込むスペースの狙い方は似ていたネ。ボールを受けてからも落ち着いていた。森本が詰めていたから、彼にもいい2点目になった。

――この調子でどんどんゴールが決まるかと期待したのですが……

賀川:そううまくゆかないのがサッカー、というところだね。

――2点取ってひと安心という気になる。そして相手はこちらの動きに少し慣れてくる。

賀川:本当はここでたたみかけて3点目を取れば――。だが、相手にすぐ1ゴールが生まれたから、相手側は気分がよくなる。

――こちらのDFはあまり簡単にやられたのでちょっと不安になるというところですかね。

賀川:日本の前半はじめの早い動きには、経験したことのない相手はたいていしばらく対応が遅れるものだヨ。そしてグアテマラは個人的な能力や経験もパラグアイほどではないから、当方には余裕がある。2得点はともにいいゴールだが、そういう点もあっただろう。それが1点返され相手が元気づいて、プレッシングも強くなってくるとそう簡単にはゆかなくなった。
 この試合では、後半特に中盤での組み立てに余裕がなかった。ベテランの橋本はさすがにいいプレーをしたが、もう少し全体を引っ張り落ち着かせてほしかった。何でもできる人なんだが、やはり2CDFも初めてのペアだし、細貝は動きの量は大したものでプレーもしっかりしていたが、攻撃展開はこれからだろうネ。それでも、もう少し森本が落ち着いてプレーすれば得点は増えただろうが――。

――オシムさんなら「独りよがり」と言ったでしょうね。

賀川:森本は得点を挙げただけでも良かったといえるけれど、ボクは、彼ならもっと出来ると思っていた。イタリアで出場機会が少ないから良くなかったのだろうがネ。

――試合はそのまま2-1で終わりましたが、全体としては?

賀川:多くの観客の前で違った国の代表チームと試合する機会をつくっているということで、あらためてこのキリンチャレンジカップやキリンカップの楽しさと同時に強化策の効果について考えた。ことし代表が南アフリカへ行く前に、前の会長の犬飼基昭さんに会ったとき、「強い相手を呼んでやられると代表は叩かれるし、あまり強くないところと試合をするとこんな試合では効果はないということになる」と、強化試合の難しさを言っていた。しかし、そういう色々な経験を経て代表はチームになっていったことを考えれば、やはりこのキリンのシリーズは大切だし、見る者にもプレーする代表にも有難いことですヨ。何といっても、ナマで自分たちの代表の試合を見られるのだから……。
 今度も第1戦は南アフリカ大会の余韻と、相手がパラグアイということもあって、横浜に6万5,000。第2戦も、(初戦の)香川の1ゴールと皆の頑張りが共感を呼び4万4,000余。2試合にざっと11万人のファンが集まった。そして皆が楽しんだ。ボク自身も楽しかった。

――不満はもちろんあったでしょう

賀川:いや、不満というより、第2戦で中村憲剛がいない影響の大きさ感じたのはボクだけじゃないでしょう。日本はMF陣は揃っていると見ていたが、ボールを止めて出すというごくシンプルなパスが、彼がいないとタイミングよく出てこないことが多かった。乾の出来の悪かったのも、そんなところが原因かもね。
 岡田武史と代表が南アフリカで演じたプレーを基盤に、また新しいメンバーを加えた代表の進化をこれから期待するわけだが、Jリーグがはじまって18年経ったいま、まだまだ多くのタレントが出現してくると予想できる。

――楽しみはこれから、ということですね。


【了】


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