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2月2日 日本代表 vs ベネズエラ代表(上)

2010/02/03(水)

ベネズエラのプレッシングに押され不満足な試合
それでも休養明けに小笠原、平山たち新戦力を試すことができた
走る原点に返って東アジアのライバルに勝つこと



キリンチャレンジカップ2010
2月2日(大分・九州石油ドーム)19:13
日本代表 0(0-0 0-0)0 ベネズエラ代表

*両チームのメンバーはこちら

――楽しみにしていたのに、さっぱりという感じでした。

賀川:取材申請もし、出かける予定だったが腰の調子が思わしくなくて、結局私は今回はテレビ観戦になってしまった。まあ私はどんな試合でも面白いと思える方ではあるが、代表選手の中には重い感じのする選手もいたネ。失望したファンも多かっただろう。
 折角、相手のベネズエラがしっかり準備して遠征のハンデを克服して良いプレーをしてくれたのだから、こちらもいい体調でゆきたかったネ。

――休養期間明けで、日本代表一人ひとりの体調はシーズン中に比べると良くないのでしょうがね。2月2日にこの試合が予定されていて、準備合宿が1週間前からスタートする。そう決まっていれば、選手たちはそれに合わせて休養期間中にもコンディションを整えてゆくのと違うのですか?

賀川:そのあたりのことはどうだろう。試合を見た限りでは、例えば大久保嘉人はこの試合にかける意気込みが相当に見えていた。本番で代表メンバーに入るために、このシリーズ(2月4連戦)でどれだけのプレーをするかが重要だと感じているハズだからね。
 まあ大久保の話はともかく。私がこの休み明けの初戦で不思議に思うのは、コンディショニングもそうだが、それぞれの基礎の技術がシーズン中よりも落ちていることですヨ。もちろんケガなどでボールを触れない選手もいるだろうが、サイドからのクロスといった一番初歩的で大切なポジションプレーが、前より下手になって出てくる。そしてシーズンに入ってまた少し伸びてゆく――という繰り返しになっているように見える。

――その原因はどこにあるのでしょう。

賀川:まあ、だいたい察しはつくが、それは別の機会にしておきましょう。
 試合の場面でいうと、前半に遠藤からのパスを長友佑都が左サイドのペナルティエリア近くからクロスを出すことになったとき、相手の足に当たって止められている。
 また、大久保が右サイドへ出て中へクロスを送った。彼は少し浮かそうとしたが、相手がその高さを読んで足を少し上げたからこれも不成功だった。
 内田篤人に代わって先発で右サイドを務めた徳永悠平も、クロスパスを送るという点では良くなかったネ。
 こういう技は調子が悪いとかいいとかいうものでなくて、ボールのどこを足のどこで蹴るかという形が身についておれば良いわけですヨ……。私は、それはシーズンオフでもシーズン中でも上手になろうと思えば上手になれると思っている。

――練習のスケジュールなどの問題もあるのでしょうが……

賀川:近ごろは練習するのにいろいろ制約もあるらしいけれど、必要な練習は繰り返さないと落ちますヨ。


【つづく】

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