10月14日 日本代表 vs トーゴ代表(上)
スコットランド、トーゴ戦のマッチデープログラム
対トーゴ戦、5得点の評価
キリンチャレンジカップリンカップサッカー2009~ALLFOR2010!~
10月14日(宮城・宮城スタジアム)19:35
日本代表 5(3-0 2-0)0 トーゴ代表
得点者:岡崎(日5分、8分、65分)森本(日11分)本田(日85分)
*両チームのメンバーはこちら
――森本貴幸と岡崎慎司の2トップが実現しましたね。
賀川:いまの勢いを見れば、誰もが2トップを組ませてみたいと思うでしょう。
長谷部誠、遠藤保仁、中村俊輔、中村憲剛のMFにこの2トップ、そして右に徳永悠平、左に長友佑都と配した先発メンバーを見ると、ちょっとワクワクしたでしょう。
――右サイドが内田篤人でなかったのは……
賀川:内田の体調もあっただろうし、こういうときに徳永を出しておきたいという(監督の)意図があったのだろう。FC東京の徳永は国見高校、早大のころから注目されていた。180センチで大きい方ではないが、小さくはない(内田は176センチ)。体も強い。長い疾走を繰り返すこのポジションの選手は試合中の交代にも必要になる場合もある。また、相手選手との相性もあって、違ったタイプがいてもいい。この時期に彼が登場するようになったのはいいことだと思っていますヨ。
――5-0と大量点になりましたが、トーゴ代表がワールドカップ(W杯)予選に負けた直後で気落ちしていたこと、アデバヨールをはじめレギュラーが来日しなかったことで、“喜びもなかばなり”という感じでした。
賀川:強化試合としてあまり役に立たない――という人もいたネ。マッチメークはそう易しいものではないが、もう少し頑張れる相手を選びたかったヨネ。来日してくれた選手たちにとっても、慣れない遠距離移動もあって大変だったハズです。
■サイド攻撃の狙い
――といって全く、5ゴールの評価はそれ相応のものがありますか?
賀川:キリンチャレンジカップ第1戦、対スコットランドの2ゴールが全て、右サイドの駒野友一からの速いクロスだった。これに見られるように、速いクロスを相手のゴールキーパー(GK)とDFラインの間に入れてそれに合わせるという攻撃を、ここしばらく代表は強調し、練習しているらしい。
――それも賀川さんのいうペナルティエリアすぐ外、あるいはせいぜい10メートルぐらいの外からのクロスというわけですね。
賀川:うーむ。今回は必ずしもそうではないが……
――2008年の欧州選手権(EURO2008)でスペイン代表が演じたペナルティエリア内での攻めが、小柄な選手の多いスペインらしくて日本でもこのやり方がいいという人も増えているそうですが。
賀川:それをいうなら、1940年代からすでにその傾向はあったヨ。私たちは少年の頃、ペナルティエリアの根っこ、つまりペナルティエリアの縦のラインとゴールラインとの接点へは外から入る、あるいは揺さぶってそこから仕掛けるのが一つの手法だったからネ。
そんな昔話はとにかくとして、いまの代表の狙いはそこまでペナルティエリアに近づかなくてもDFラインとGKの間にスペースがあればそこへ速いボールを送り込むというのが、とりあえずのテのようだネ。
【つづく】
KIRIN LOVES SOCCERへ
固定リンク | 日本代表(A代表) | コメント (0) | トラックバック (0)
コメント