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2009年5月

5月27日 日本代表 vs チリ代表(3)

2009/05/30(土)

代表チームを勢いづける4-0の快勝(下)


キリンカップサッカー2009 ~ ALL FOR 2010! ~
5月27日(大阪長居スタジアム)19:35
日本代表 4(2-0 2-0)0 チリ代表
得点者:岡崎(日 20、24分)阿部(日 52分)本田(日 92+分)

――日本の“代表力”は上がりましたか?

賀川:上がっているでしょう。ただし、この試合が4-0であったことをそれほど私は喜んではいない。チリが攻撃的に来てくれたことで、こちらのチャンスも増えた。もしチリに98年のイバン・サモラーノマルセロ・サラスといったクラスのFWがいれば、長居の試合は先に点をとられたかもしれない。そうなるとまた形勢も変わったものとなっただろう。今回は、いろいろな意味でいい相手だった。

――しかし、4ゴールは4ゴールです。

賀川:そう、4点というのはゴールの枠の中へ4度ボールを入れることだから、それは大いに誇っていい。ベルギー戦には中村俊輔が加わるだろうが、相手がどのような出方をするかも面白い。そして、ベルギー戦を経てウズベキスタンへ乗り込むことになる。


■強気でしかも慎重に本番へ


――ここでしっかり勝って、グループ2位の確保、本大会の出場権を獲りたいですね。

賀川:アウェーの本番試合は厳しいものになるだろうが、しかし、そういう今後のことを考えてもいろいろな不満もあり、不安もないではないが、ともかくキリンカップの第1戦で勢いのあるプレーをして勝ったことは、いまのサッカー全体のために良いことだ。
 若い選手もベテランも、日頃(代表で)控えであった選手たちが力を発揮してみせたのは、彼らにも、サポーターにも嬉しいことだった。

――最後に、香川選手はどうでした?

賀川:時間は短くて真価発揮とはゆかなくても、J2でも少し“仕掛け”が早くなってきているように見える。山田といういい刺激もあっただろうしネ――。


【了】


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5月27日 日本代表 vs チリ代表(2)

2009/05/29(金)

代表チームを勢いづける4-0の快勝(中)


キリンカップサッカー2009 ~ ALL FOR 2010! ~
5月27日(大阪長居スタジアム)19:35
日本代表 4(2-0 2-0)0 チリ代表
得点者:岡崎(日 20、24分)阿部(日 52分)本田(日 92+分)


■“場”で出来た長谷部


――ブンデスリーガ・チャンピオンのボルフスブルクで働いた長谷部は?

賀川:前のキリンシリーズのときにも語ったハズだが――
 27日の長谷部はグラウンドで大きく見えていた。いわゆる“場(ば)”で出来たということだね。バイエルン・ミュンヘンをはじめとする名だたる強チームを抑えてブンデス王者になった。そのチームでしっかり働いたことが、体に備わっていた。だから局面局面でも余裕があった。


■新時代の申し子たち


――玉田圭司が足を痛めて交代したのが、なんと18歳の山田直輝でした。

賀川:浦和でのプレーをテレビで見ていたから驚きはしなかった。18歳といえば大迫勇也たちと同じだから、私たち戦前戦中派の感覚でゆけば、いまの高2が旧制中学の5年生、高3は昔の大学予科1年。したがって山田クンや大迫クンは大学予科2年にあたる。ベルリン・オリンピック(1936年)のCFで逆転劇の口火を切るシュートを決めた川本泰三は早稲田の予科2年のときに全東西対抗の東軍に出場してゴールしているから、決して早すぎることはない。ペレは17歳でW杯のブラジル代表で大事な試合のゴールを決めているしね。

――日本にもそういう時代がきました

賀川:1990年生まれといえば、彼らが3歳のときにJリーグが開幕している。いわば、彼らが物心ついたときには日本の社会にはプロサッカーというものがあった。このキリンカップが始まったのは1978年、その次の年の1979年に日本で第2回ワールドユースが開催された。

――マラドーナがアルゼンチン代表で優勝したとき。ラモン・ディアスもいました。

賀川:私はJFA(日本サッカー協会)の技術委員会で開催招致の動きがあったときに反対した。それは、生まれたときからプロになろうと思ってサッカーを志している外国の若者と、アマチュアの日本リーグが最高峰である日本のユースとを戦わせることには無理がある――という理由からだった。

――ようやく、同じ環境でプレーヤーが育つことになったわけですね。


■岡田監督の狙いが徐々に――

賀川:岡田武史監督は、病によるオシムさんの退任を受けて、このキリンカップ、キリンチャレンジカップとW杯予選、アジアカップ予選などの合計25試合を重ねて、徐々に自分の考えを浸透させつつ、個々のプレーヤーの実力アップを図ってきた。

――代表チームのコンセプトは、攻守の切り替えの速さ、ボールを奪われれば奪い返す、ボールを奪えば有効な攻めにつなげること。そのためには運動量を多くする、ですね。

賀川:もちろん、それぞれのポジションプレーの上達も大切だ。しかし代表になってから練習することも重要なことだが、同時に少しでもいい素材を発見し、チームの層を厚くすることも図ってきた。

――得点力不足といわれてきたFWに、興梠慎三や岡崎慎司が加わり、サイド攻撃に内田篤人や長友佑都がきましたね。

賀川:安定した力は分かっていても、万一を考えてガンバのベテラン山口智を今回加えたのも岡田監督らしい。


【つづく】


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5月27日 日本代表 vs チリ代表(1)

2009/05/28(木)

代表チームを勢いづける4-0の快勝(上)


キリンカップサッカー2009 ~ ALL FOR 2010! ~
5月27日(大阪長居スタジアム)19:35
日本代表 4(2-0 2-0)0 チリ代表
得点者:岡崎(日 20、24分)阿部(日 52分)本田(日 92+分)

【日本代表メンバー】

GK: 1楢﨑正剛
DF: 22中澤佑二(Cap.)3駒野友一、7遠藤保仁→27橋本英郎(61分)
MF: 14中村憲剛→25香川真司(83分)2阿部勇樹、17長谷部誠→5山口智(78分)19本田圭佑
FW: 11玉田圭司→24山田直輝(39分)9岡崎慎司→12矢野貴章(71分)
SUB:18都築龍太、23川島永嗣、21槙野智章、6内田篤人、16大久保嘉人、13興梠慎三

【チリ代表メンバー】
GK: 1ミゲル・ピント(Cap.)
DF: 17ガリー・メデル→7ホセ・フエンサリダ(46分)18ゴンサロ・ハラ、6ロベルト・セレセダ→2ホセ・ロハス(67分)4イスマエル・フエンテス
MF: 13マルコ・エストラーダ、ロドリゴ・ミジャル、10ホルヘ・バルディビア→5エドソン・プッチ(46分)
FW: 14ファビアン・オレジャナ、11エステバン・パレデス、15ジャン・ボセジュール
SUB:12ネリー・ベロソ、16マヌエル・イトゥーラ、3ブラウリオ・レアル、9ダウ・ガサレ


■粘り腰のゴールゲッター・岡崎慎司

――ワールドカップ(W杯)の南米予選で現在3位、アルゼンチンよりも上にいるチリ代表に4-0の快勝。すごいですね。

賀川:チリ代表は南米予選を戦っているレギュラーというわけじゃないが、個人力のしっかりしたチリの選手を相手にそれぞれの局面で「負けないゾ」という意欲を見せたこと。その意志力に運動量の優位が加わって局面で余裕を生み、好パス、好シュートにつながってゴールを生んだ。

――岡崎慎司が2得点しました。キリンチャレンジカップのシリーズで、前にも岡崎の話をしていましたね。

賀川:兵庫県の滝川第二出身で、黒田和生先生の弟子だからネ。私が買っているのは、
(1)ひたむきさ
(2)大きくはないが体がしっかりしていること。特に膝と腰に粘りがある感じがすること
(3)いつもシュートを狙っているから、シュートの構えに入るのが早く、右利きだが左でも点を取れる
(4)ヘディングがうまい。ニアへ入り込んでくるときはズカズカという感じでとてもいい
(5)ヘディングが強いということは空中のボールへの自信につながり、それがロングボールの落下点での処理などで力を発揮する

――1点目も高いボールの落下点での勝負に勝ったのですよね。

賀川:中村憲剛が右後方からペナルティエリアぎりぎりのところへ、ロブ(空中に上げたボール)のパスを送り、その落下点で2人に囲まれながら見事に処理して、後方からフォローしてきた本田圭佑にパスを送り、本田がシュート。彼らしい強いボールをGKミゲル・ピントがセーブしてはじいたのを、岡崎が走り込んで右足ダイレクトでシュートで決めた。

――2点目も岡崎でした。

賀川:右サイドのカウンター攻撃で長谷部がボールを取ったときに、右外側を中澤佑二が走り上がる。長谷部からボールを受けた中澤が中央に飛び出す岡崎にパスを送り、彼がいいトラッピングをしてゴールキーパーをかわしてシュートをゴールへ送り込んだ。
 何度も言うとおり、岡崎の足腰の強さ、バランスの良さが、こういう風に相手DFラインの間を走り抜けてシュートする――私がいつも言う、走り込んでのシュート――ときに姿勢が崩れないし、また、引っ張られたり絡まれたりしてバランスが崩れかけてもそれを回復する復原力がある。かつての釜本邦茂にあったそんな“しなやかさ”と“強さ”が岡崎にもある感じだネ。


■持って生まれたキック力に経験がプラスされた本田


――本田圭佑のシュート力が生きましたね。

賀川:金沢の高校生のとき(星稜高校)から名古屋グランパスでのプロの初期にも、彼はズバ抜けた左足のシュートを持っていた。今はベテランの部に入る阿部勇樹が同世代の中で長い正確なキックで群れを抜いていたのと似ている。こちらはより攻撃的なキックだがネ。それがオランダで試合を重ねることで体が強くなり、奪いに来る相手を手で押さえ、体でカバーして左右でパスをし、ドリブルし、シュートへ持ってゆける強さをつけてきた。1点目のシュートも、左へドリブルしながら完全に叩く形に持っていったからね。

――オランダといっても2部リーグですが…

賀川:まず、常に試合に出ることだよ。伸び盛りの選手が、いくら外国のトップクラブにいても試合に出ないのなら、日本でしっかりしたコーチの下でマンツーマンの練習をした方がマシですよ。本田は試合を重ねることで身につけたプレーと自信が、この日のプレーに表れていたヨ。


【つづく】


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【Preview2】5月27~31日 日本代表 vs チリ、ベルギー代表(3)

2009/05/27(水)

本番を控え、好敵手とのドレスリハーサル
勝ちへの意欲を高め、調子を整え上げてゆくチャンス(下)



■キリンカップ、30年の歴史の意味

――そういえば、キリンカップも1978年のジャパンカップからもう30年になりますね。

賀川:78年5月に日本代表と日本選抜、それにタイ代表、韓国代表とアジアの3ヶ国代表と日本選抜、それにイングランドのコベントリー・シティ、ブラジルのパルメイラス、西ドイツのボルシア・メンヒェングラッドバッハ1FCケルンと、欧州南米のクラブチームの合計8チームが出場した。

――すごい顔ぶれですね。

賀川:日本代表の強化だけでなく、アジアの各国代表の刺激のもなって欲しいという考えもあった。4チームずつの予選リーグの各組上位2チームが準決勝、決勝へと進んだ。
 グループ1からコベントリーとケルン。グループ2からボルシアMGとパルメイラスが勝ち上がり、決勝はボルシアMGとパルメイラスが1-1でともに1位となった。欧州南米のプロの前に、アマチュアだったアジアのナショナルチームは勝てなかった――というわけだ。


■車範根もアントニーニョもバティも西野監督も

――当時の日本代表は?

賀川:77年に釜本邦茂が代表チームから引退していた。いま、ガンバの監督の西野朗がMFにいた。FWには金田喜稔(テレビ解説者)が左サイドにいたが、この年は78年W杯の年で、私には初めての南米行きだったから、大会前にブラジルの様子を見ておこうと5月23日に日本を出たものだから、5月20日にスタートしたこの第1回はほとんど見ていない。次の第2回大会には、イングランドのトットナム、スコットランドのダンディー・ユナイテッド、イタリアのフィオレンティーナ、アルゼンチンのサンロレンソといったクラブがやってきた。日本代表と日本選抜、インドネシア代表、ビルマ(現・ミャンマー)代表のアジア勢が欧州南米のプロと戦った。
 サンロレンソはカルロス・ビラルドさん(86年W杯優勝監督)が監督だった。フィオレンティーナには有名なアントニーニョがいた。もったいないことに、彼は退場処分となって、次の試合も出場できなかった。
 トットナムが優勝した。71年にトットナムが来日したときは、アプレンティス上がりで初々しかったスティーブ・ぺリマンが今度はチームの中心になっていた。彼は後にJリーグの清水の監督にもなったネ。

――トットナムには、アルゼンチンのアルディレスがいましたね。

賀川:78年W杯の後に、ビジャとアルディレスが移ってきて、当時はアルゼンチンからイングランドへ――というので大きな話題になった。アルディレスはこの大会でも活躍したし、ゴールもした。彼は日本でも有名人。Jの監督もしたネ。

――キリンカップワールドサッカーと80年に名が変わり、88年にキリンカップ・サッカーとなり、1992年から今の形になりました。

賀川:アルゼンチン代表、ウェールズ代表と日本代表の3チーム。もう日本代表もプロフェッショナルだった。そう、このときのアルゼンチンにはバティストゥータがいて、結局、彼の得点でアルゼンチンが2勝して優勝した。

――10年ひと昔と日本ではいいますが、30年といえば歴史ですね。

賀川:いまの形となった92年からでも18年ですよ。日本サッカーがいまのようになるのにどれだけ多くの人たちの世話になったか、どれだけ多くの人がかかわったかを改めて思うね。
 私が韓国の大スター、車範根(チャ・ブンクン)を初めて見たのもキリンカップだったし、後につき合いの深まるカルロス・ビラルドさんともこの大会が初対面。そう、早大在籍中の岡田武史監督の日本代表の試合もこれで見たよ。

――そんな話も、これから聞かせてもらうことにして、まず、今回は大阪と東京での日本代表の好プレーを期待しましょう。


【了】


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【Preview2】5月27~31日 日本代表 vs チリ、ベルギー代表(2)

2009/05/26(火)

本番を控え、好敵手とのドレスリハーサル
勝ちへの意欲を高め、調子を整え上げてゆくチャンス(中)



■Jとは違った個々の強さを再体験

賀川:両チームがどういう選手でどんな考えでキリンカップにやってくるのかは詳しくは分からないが、チリの代表もベルギーの代表も、まず個々の力が相当しっかりしている。そして、といって、クリスチアーノ・ロナウドマンチェスター・ユナイテッドポルトガル)といった世界のトップクラスというわけじゃない。先に、“恰好”と言ったのは、ちょうど良い相手ということ。個々の強さはあるが、とても敵わないというクラスではないハズだから、日本代表にとって、1対1の競り合いにはじまり、基本コンセプトの攻から守への切り替えの早さ、組織的な囲い込み――といった代表レベルのプレーをこの2試合で確認してできるようにしたいだろう。もちろん、試合中に実行し、勝負に勝たなければならない。

――ドレスリハーサルといっても、練習ではありませんからね。

賀川:選手たちは負けるのが嫌いだから、勝つためにいいプレーが生まれるのだからね。観客やメディアも高いレベルのパフォーマンスを期待する。ただし、うまくゆかなくても、金切り声で悲鳴を上げる必要もないけれど……

――得点力不足の解消はどうでしょう

賀川:ゴールを奪う能力を選手たちがどれだけ伸ばしたかどうか。リーグで伸ばした者もいるが……代表のやり方で、自らのチームとはまた違ったヒントを掴んだりすることもあるのだがネ。
 中村俊輔遠藤保仁らの体調や、両サイド、2DF、そしてFW、いま一人ひとりの顔を浮かべ、そうしたメンバーがまず長居でいいコンディションの試合を見せてくれることを願いたいネ。もちろん、コンディションが悪ければ、本番までに回復すればいいのだから――。繰り返すようだが、今の日本代表のサポート力は、そういう点でも安心できるレベルにいるハズだから。

――2006年のドイツでは苦い経験をしましたからね。

賀川:そういう一つひとつの積み重ねが、日本サッカー全体の力になっている。このキリンカップやキリンチャレンジカップという催しも、代表が本番前に試合をすることでケガを心配する声もあるけれど、サッカーファンにとっても、選手たちにも、こういう形で各国代表と試合できるのは大事なことだと思う。


【つづく】


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【Preview2】5月27~31日 日本代表 vs チリ、ベルギー代表(1)

2009/05/25(月)

本番を控え、好敵手とのドレスリハーサル
勝ちへの意欲を高め、調子を整え上げてゆくチャンス(上)


 日本代表の季節がやってきた。
 5月の最終週に「
キリンカップサッカー2009 ALL FOR 2010!」で、日本にチリ代表、ベルギー代表を迎えて3チームのリーグを行ない、6月に入るといよいよワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2組の3試合を戦う。

5月27日 日本代表対チリ代表(大阪・長居スタジアム)
  29日 チリ代表対ベルギー代表(千葉・フクダ電子アリーナ)
  31日 日本代表対ベルギー代表5月(東京・国立競技場)



■経験十分の選手たちが一体になる期間

――ことしはJリーグも賑やかでずいぶん盛り上がっていますが、そのJ1は中断期に入り、日本代表のシーズンですね。

賀川:キリンカップサッカー2009は、「ALL FOR 2010」というテーマがついているように、南アフリカでの2010年W杯を目指すもの。南米、欧州の強国の代表を招いた今度の対戦も、最終予選のためのドレスリハーサルになるだろう。

――予選の3試合のスケジュールは

 6月6日 対ウズベキスタン(アウェー)
   10日 対カタール(ホーム・横浜)
   17日 対オーストラリア(アウェー)

 12日間に3試合、それも遠距離の移動が伴うから、決して楽ではありません。

賀川:そういう点からも、キリンカップにはじまる25日から約20日間での代表チームの結束は大切だろう。

――ウズベキスタン戦でいい結果を得れば、一気に楽になりますからね。

賀川:コンディションのもってゆき方とか、選手の気合の充実といった点では、いまや監督・コーチ・選手たちは経験豊富だから、あまり心配はしていない。このチームはできることとできないことがはっきりしていて、チリやベルギーという恰好の相手との試合でそれがどれくらいの度合いかが知れる。


■南米予選好調のチリ、ベルギーは苦戦中

――チリは南米予選で3位ですね。

賀川:10ヶ国の総当たりリーグ(ホーム&アウェー)の各国12試合が終わったところで、首位パラグアイ(7勝3分け2敗)2位ブラジル(5勝6分け1敗)に次いで6勝2分け4敗の3位。アルゼンチン(5勝4分け3敗)より勝点1上にいる。4位までが自動的に南米の代表となり、5位のチームが北中米カリブ海地域の4位との大陸間プレーオフで南アフリカ行きを決める。
 残り6試合で、チリはキリンカップのあと6月にパラグアイ(6日、アウェー)ボリビア(10日、ホーム)の2試合が組まれている。

――ベルギーは欧州第5組で苦戦中です。

賀川:スペインボスニア・ヘルツェゴビナトルコエストニアアルメニアと同じグループで、合計6チームのホーム&アウェー。4月1日に各チーム6試合を終えたところで、ベルギーは2勝1分け3敗で4位だから先行きは少し苦しいネ。残り4試合は9月に入ってから再開されるのだが……。

――そんな背景をもったチリとベルギーの代表チームを相手に、日本代表は何を見せてくれるのでしょうか。


【つづく】


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【Member】5月27~31日 キリン杯、6月6~17日 W杯予選

2009/05/21(木)

キリン杯、W杯予選メンバーに山田、槙野を初招集


日本サッカー協会(JFA)は21日、チリ(27日)ベルギー(31日)と対戦する「キリンカップサッカー2009 ~ALL FOR 2010~」と、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア最終予選の3試合に臨む日本代表メンバー26名を発表した。

海外組では、中村俊(セルティック)松井(サンテチエンヌ)長谷部大久保(ボルフスブルク)に加え、オランダ・2部リーグのMVPに選出された本田(フェンロ)がメンバー入り。浦和で成長著しい18歳のMF山田、広島のDF槙野は初選出、ガンバのDF山口は岡田監督指揮下では初招集となった。

チームは25日から合宿をスタートするが、中村俊は26日、香川(C大阪)は29日に合流予定。松井は6月2日にウズベキスタンでチームに加わる。

W杯アジア最終予選・グループ1の日本は、5試合を終え3勝2分けの勝点11でオーストラリアに次ぐ2位。6月6日の対ウズベキスタン、10日の対カタール、17日の対オーストラリアと3戦を残しているが、アウェーでウズベキスタン戦を下せば2位以内が確定し、4大会連続の本大会出場が決まる。

メンバーは以下のとおり。

【GK】
楢崎正剛(名古屋)都築龍太(浦和)川島永嗣(川崎F)

【DF】
中澤佑二(横浜FM)山口智(G大阪)田中マルクス闘莉王(浦和)駒野友一(磐田)
今野泰幸、長友佑都(以上、東京)槙野智章(広島)内田篤人(鹿島)

【MF】
中村俊輔(セルティック)橋本英郎、遠藤保仁(以上、G大阪)中村憲剛(川崎F)
松井大輔(サンテチエンヌ)阿部勇樹、山田直輝(以上、浦和)
長谷部誠(ボルフスブルク)本田圭佑(フェンロ)香川真司(C大阪)

【FW】
玉田圭司(名古屋)大久保嘉人(ボルフスブルク)矢野貴章(新潟)
岡崎慎司(清水)興梠慎三(鹿島)


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